世界的水辺を目指す『東京の水辺』で、岩本唯史さんと出会う。

都市の水辺には解放される場所である魅力があると岩本さんは話します。東京の水辺が目指すべき姿を共に実感しにお越しください。

水辺の重要性

水辺に関心をもったきっかけは何でしょうか?

東京の都市の魅力をさらに発揮するためには、人の情感に訴える場所であり、境界が曖昧で横断的な場所で、近世までは東京の情報や流通の重要な場所で、食文化や芸術、商売の発信地であった水辺を再構築させることが何より必要だと考えたからです。

解放される場所、水辺

都市の水辺の魅力は何でしょうか?

ただ風や水のゆらめき、動植物の息遣いなど自然を感じることができる魅力、人間社会にとって自由空間(誰かのものではない)である魅力、都市のあくせくした時間や仕組みから一瞬でも解放される場所である魅力があります。

水辺の楽しみ方

水辺の楽しみ方を教えてください。

身近な大切な人とただぼーっとゆらめく水面を眺め、共にその豊かな時間を感じてください。そこにさらに美味しいコーヒーやお酒があれば、その時間はさらに優雅に感じられるに違いありません。

Message to MICE organizers

【岩本唯史さんから、MICE開催者の方々へ】

東京のダイナミズムは、水辺に現れます。エコノミックアニマルとして名高かった大都市東京も、これからは自然や社会関係資本を大切にしながら都市としての魅力を増やしていきます。東京の水辺が目指す夢を共に実感していただけると思います。

基本情報

【岩本唯史さん】

ミズベリングプロジェクトディレクター/(株)水辺総研代表取締役/大岡川川の駅運営委員会理事/水辺荘共同発起人/建築設計事務所RaasDESIGN主宰
建築家。一級建築士。国交省のミズベリングプロジェクトのディレクターを務めるほか、全国の水辺の魅力を創出する活動を行い、和歌山市、墨田区、鉄道事業者の開発案件の水辺、エリアマネジメント組織などの水辺利活用のコンサルテーションなどを行う。横浜の水辺を使いこなすための会員組織、「水辺荘」の共同設立者。東京建築士会これからの建築士賞受賞(2017)、まちなか広場賞奨励賞(2017)グッドデザイン賞金賞(ミズベリング、2018)、都市景観大賞都市空間部門特別賞(2022)